


「フードマイレージ」という考え方をご存じですか?フードマイレージは「食品の重量(トン)×輸送距離(キロメートル)」で表現される数字。 フードマイレージの数字は、輸送プロセスで使用されるエネルギーや排出されるCO2の量に比例する傾向があり、フードマイレージを小さくすることが排出されるCO2量を削減し環境への負荷の少ない食品選びにつながるとして注目されています。
フードマイレージを小さくするには、できるだけ輸送距離の短い場所、つまり、私たち日本に住む人たちにとっては、日本国内で生産された食品や国産原料を使用した商品を選ぶことが基本になります。
たとえば、「豆腐100g」の場合、輸入原料の市販品と国産の大豆(90g)を比較すると、輸入品の輸送中に排出されるCO2量は72.5g。国産の大豆(100g)を選べばCO2量は13.9gで、59gのCO2量を削減したことになります。
でも、「CO2量59g」・・・分かりにくいですよね?
そこで、排出されたCO2量を分かりやすく表現したのがポコ。1ポコはCO2 100gを表しています。

まず、大豆100gを輸入原料と国産原料で比較し輸送時のCO2発生量の差をみます。すると、

その差は、58.6g、少数点以下を四捨五入して59gとなります。


豆腐を作る原料比率は大豆30%のため、上記の大豆の計算をもとに、豆腐100gのCO2発生量の差を求めることができます

少数点以下を四捨五入するとポコの値は0.18pocoとなります。


「豆腐300g」をのポコを計算するには、先ほどの「豆腐100gのポコ」を利用します。300gは100gの三倍なので

商品ごとのポコを計算する場合は、少数点以下2ケタを四捨五入するルールにより0.5pocoとなります。
※この豆腐は例として算出しています。
別表の「商品100gあたりのポコ一覧」を利用すれば、他の商品についても同じようにポコを計算できます。

ポコがたまっていくことは、あなたが削減したCO2量がたまっていくこと。つまりフードマイレージを小さくする暮らしです。
同時に、食品を選ぶ人々の目を、いままで以上に「国産」や「距離の近い産地」に向けてもらいたいという願いも含まれています。
まだまだ海外に依存する割合の高い私たちの食卓。この先の社会を考えたとき、たくさんのエネルギーを使って他国から多くの食べものを輸入するといういまの食生活は、環境を守るという視点からも、食料を安定的に確保するという視点からも決して望ましいものではありません。
「ポコ」がきっかけとなり、ひとりでも多くの人が身近な食べものの豊かさや価値に気づいていけば…。一人ひとりに、環境や自給率向上のためにできることがあると分かれば、大きな変化につながっていくはずです。ポコをためるほどに私たちは、次世代に安心して手渡せる社会の実現へと1歩ずつ近づくことができるのです。
